2015年10月29日木曜日

不昧公の茶室 獨楽庵で作品撮影



先日、八王子にある茶室・獨楽庵どくらくあん)をお借りして作品撮影しました。



ここは、会席料理の老舗料亭「美ささ苑」さんの中にあります。


美ささ苑さんのご好意でお茶室とお庭を使って作品を撮らせていただきました。











「四つの雨(英題:Four seasons of rain)」をはじめ、金魚酒金魚屏風も持っていき、撮影させていただきました。










ここのお茶室は、千利休の茶室があり、そして茶人としても有名な出雲松江藩主の松平 不昧公(ふまいこう)が所有していた由緒ある建築物です。




それが現在こちらの八王子の美ささ苑さんに移築されています。









※僕のおばあちゃんは出雲出身でまた茶道を教えていたので不昧公の話はなんとなく聞いていました。島根は実は茶所なんです。獨楽庵にシンパシーを感じますね。








そんな由緒ある建築の中で、作品を置いて撮らせていただけた事に美ささ苑さんはじめ、出版社さん、デザイナーさんに本当に感謝しております。


金魚たちも喜んでいました。

















隆介
Riusuke










 

2015年10月28日水曜日

ニューヨーク個展のDM



Please come.
ニューヨークからDMが届きました。

場所は、チェルシー地区にあるジョシュア・ライナー・ギャラリーです。



隆介
Riusuke












2015年10月23日金曜日

The Ark/方舟 完成




できたよ。
I am done.
Sorry I made you wait.



 title
”THE ARK(Goldfish salvation) /Jp: 方舟”




隆介
Riusuke









2015年10月19日月曜日

僕のアトリエの水槽





僕のアトリエの水槽。

昔と比べると随分マシになってきた。前はライトもなかったし。


そんなにこだわりはなく、なるべく安くて上手く見せれないか工夫してデコレーションしている。水槽も貰い物や別の用途の瓶を再利用したりしている。ライトも一個は水槽用だけど、あとは、自分で作ったライトを使用している。


水草などは、実は造花のプラスチックもの。 昔は生の水草を入れていたんだけど、すぐ食べられちゃうし、ちぎれて腐ったり、処理が大変だった。


造花は最初は抵抗があったけど、いざやってみると色の幅も増えてなかなか良い。

嘘くさい蛍光色の水草も意外と金魚に合う。蛍光色系は、映画アバターの世界みたいにできるので好き。


大きな魚は福島県相馬市で購入した鯉。今でもここの主だ。


そして下のバスタブ見たいなプラ桶にはランチュウがいる。弥富の山田氏のらんちゅうだ。

ランチュウ飼いではないので、とにかくまずは死なないようにと、基本的な管理しかできないため、色が落ちて少し痩せてしまったが超元気だ。


もっとでっぷりとしたランチュウを育てられるようにないたいな。


丸い地球瓶に飼っているのは 長野県飯田産の猩猩の琉金。上物。

泳ぎも素晴らしい。 この飯田産流金は、最近はいろんなところで見る機会が増えた。

しかし、これは東京本郷の金魚坂さんから購入した上物。


土佐錦も最近まで生きていたんだけど、今夏の猛暑で展示会で出張から帰ってきたとき、あの世へ・・・・金魚とは本当に難しい。








隆介
Riusuke











2015年10月10日土曜日

鴨居玲という画家


         ※画像 これは現在巡回中の石川県立美術館のポスターです。


鴨居玲という画家をご存知でしょうか?


絵に興味のある方は絶対知っているくらい人気があった画家さんです。


すでに自ら命を絶ってこの世にはいません。


僕は学生のときにこの方を知って、その独特の世界にはまりました。


若い僕の心に、強烈に訴えてくるものが彼の絵にはありました。




先頃、東京駅のステーションギャラリーで鴨居玲展を観に行きました。

久々に彼の絵を見て感じたのは、自分自身も40歳を超え、彼と同じような状況にあり、若い頃とは違う目線になっていました。興醒めしてしまう絵も確かにありましたし、そうではなく、昔は嫌いだった絵が逆に良く見えたり、聞こえなかった彼の声が今では細部にまで随分と聞こえるようになっていました。


自分も美術の世界だけでご飯を食べ続けてもう15年になります。

作家業は他の職業とは少々違い、食べるために売れなくてはいけないのに、ウケるウケないとは違う自己表現もしなくてはならず、葛藤や苦しみがどうしても伴います。だから面白いのですが、そもそもそれらは矛盾するんですね。


それに耐えられない人は、作家には向きません。


鴨居さんの絵からは、本当の自分と向き合う姿勢と、また相反する世間に隠すような偽りの自分がいる様に思えました。コンプレックスもかなりあったと思います。(僕もそうだから心境が絵から伝わる)



僕は、彼のグレー調の絵画群を見続けるうちに、本当の彼は沢山のカラフルな色を使いたかったんじゃないか?もっと笑っちゃうような明るい絵も描きたかったんじゃないか?と思えてきたんです。

実際、下地にはかなりカラフルな色を使っていると思います。それがもう一人の鴨居さんかもしれなません。


でも画風が変わる事は、世の中が(人気もあるし、生活もあるし)許してくれなかったように思います。


生前のTVのインタビューなどに答えているときの彼の表情には、どこか何かを隠しているような、一見苦しみもがく画家を演じているようにも見えました。


本当はひょうきんで明るい人に見えるんです。鴨居さんって。そんな自分を表面に出せない不器用なところがある人だったと思います。


もし、まだ生きていたら、彼の描く絵は、きっと明るい画面になっていたんじゃないでしょうかねぇ。草間弥生さんみたいな・・・


優しさを感じるんですね。彼の絵には。


僕はそんな鴨居玲さんに強いシンパシーを感じてしまう。愛すべき画家の一人です。





隆介
Riusuke







2015年10月7日水曜日

NYに向けて・・・



製作中の方舟(the ark)もだいぶできてきた。


あとは、ここで完成!と自分に納得いけば終われるのだが、そこがなかなか難しい。


しかし、ニューヨークへのシッピング(搬送)は19日と決まった。今回はFedexじゃなく、美術運送会社がやってくる。

それまでには何とか仕上げなくては・・・・・




しかし、今まであった「展覧会前の焦り」みたいなものが、今回は全くない。

それよりもワクワク感が強い。楽しくなってきた。が、逆にそれが不安になる。でも、もう運命に任せようと思う。そんな気持ちも初めてだ。


なんだか、今までと違い、精神的に次のステージに上がったような気がする。自分自身。

作りたいものがようやく作れるようになったように思う。






隆介
Riusuke






2015年10月2日金曜日

TBSテレビ Nスタで放送予定10/5


久々のTV出演のお知らせです。


10月5日(月) TBSテレビ  Nスタ 「Nトク」(17:40~のコーナー)で紹介されます。

先日アトリエで取材を受けた模様が放映される予定です。
是非見てください。